小学生の子供と一緒にプロ野球観戦に行くと、必ずと言っていいほど、「サインがほしい」「握手をしたい」などの無茶難題を突きつけられます。確かに子供にとってみれば、特にお気に入りのプロ野球選手ではなくても、手渡しで直接サインをしてもらったりボールやバットなどをもらえるというのは、大人になっても忘れることのない貴重な経験になるであろうこともよく分かります。

そこで、「お父さんはすごいんだぞ」と息子に思ってもらいたい一心で、咄嗟に考えついた方法で、見事にプロ野球選手からボールをGETすることができたという体験談をお伝えしたいと思います。

プロ野球選手からサインやボールをもらう一般的な方法

普通、プロ野球選手からサインをもらおうと思ったら、一番の常套手段は、シーズン前の春キャンプか、シーズン終了後の秋季キャンプ、あとはシーズン中の試合のない日(大抵は月曜日)に、選手が練習をしているグラウンドを訪れることじゃないかなと思います。

ただ、キャンプとなると、宮崎県や沖縄県、高知県など温暖な場所に限られてしまうので、地元近くにプロ野球チームの本拠地がある人であれば、そのチームの練習用グラウンドに行くという方法が一番手っ取り早いです。

例えば火曜日から本拠地で試合がある場合、前日の月曜日は大抵、自分のチームの練習場で練習をしていますからね。

プロ野球12球団の練習グラウンド

12球団の主な練習場を調べて、まとめてみました。(注意)シーズン中は主に2軍が使用していることが多いと思いますので、足を運ぶ際は各自で事前にご確認をお願いします。また、各球団の練習場に関する情報をご存知の方は是非お知らせ頂けますと幸いです。)

広島 マツダスタジアム屋内練習場 広島市南区西蟹屋町3丁目18-1
ヤクルト ヤクルト戸田球場 埼玉県戸田市美女木4638-1.
巨人 読売ジャイアンツ球場 神奈川県川崎市多摩区菅仙谷4丁目1番1号
DeNA 横浜DeNAベイスターズ総合練習場 神奈川県横須賀市長浦町1-1555-1(※)
中日 ナゴヤ球場 愛知県名古屋市中川区露橋二丁目12番1号
阪神 阪神鳴尾浜球場 兵庫県西宮市鳴尾浜1-3-9
西武 西武第2球場 埼玉県所沢市上山口2193-1
ソフトバンク タマホーム スタジアム筑後 福岡県筑後市津島757-1
日本ハム ファイターズ鎌ヶ谷スタジアム 千葉県鎌ケ谷市中沢459番地
オリックス 舞洲サブ球場 大阪市此花区北港緑地2-2-65
ロッテ ロッテ浦和球場 埼玉県さいたま市南区沼影3-8-3
楽天 楽天イーグルス泉練習場 宮城県仙台市泉区大沢1丁目4番地1
(仙台泉インターシティ内)

(※)2019年8月からDeNAのファームの本拠地球場がある追浜公園に移転予定。

ヤクルト・バレンティンから実際にボールをもらえた方法

ただ問題なのは、僕もそうですけど、普通のサラリーマンだと平日の昼間にプロ野球チームの練習用グラウンドに行くって、なかなかハードルが高いと思うんですよ。子供も小学生以上であれば平日は学校があるでしょうし。

なので僕が実践したのは、試合観戦に行った時の試合前の練習中にお願いするという方法です。試合前というのは選手もナーバスになっているでしょうし、かなり難しいとは思ったのですが、僕にはこれしか方法がなかったので一か八かで試してみました。

結果は、初めてのトライで見事に成功!

東京ドームで行われた巨人対ヤクルト戦を観に行った時、ヤクルトのバレンティン選手から、試合前の練習中に練習用のボールをもらうことができたのです。さすがにサインをしてもらうのは無理でしたが、初めての体験に子供も大喜びでした。

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これがバレンティン選手からもらったボールの画像です。ヤクルトの練習用ボールなので、新品でもなく、芝や土の汚れなどがついていますが、NPB(日本野球機構)の刻印がうっすらとまだ残っていました。

バレンティンからボールをもらえた時の状況

  • 球場:東京ドーム
  • 対戦カード:巨人vs.ヤクルト(土曜日のナイター)
  • 席:外野のレフトスタンド(バックスクリーン寄りの巨人の応援席)

レフトスタンドですが、親子ともにチームとしては巨人を応援しているので、席としては巨人の応援席を購入しました。そして、この日の一番の目的は、少年野球を始めたばかりの息子にプロのバッティング練習や守備練習の風景を見せることだったので、開門と同時に入場できるように早めに行きました。

ただ、東京ドームの巨人戦の場合、入場ゲートが開門になる頃には既に巨人のバッティング練習は終わっていて、ビジターチームのバッティング練習しか見ることができません。

この日も、球場に着いた時はヤクルトがバッティング練習を行っていたのですが、特にすごかったのはバレンティン選手のフリーバッティングで、一人だけ異次元でした。レフトスタンドに軽〜く、何発も何発も放り込んできます。

最初はこのホームランボールをキャッチしようと試みたのですが、グローブは持っていたものの、さすがにそれは無理でした。

偶然に訪れた絶好のチャンス

試合前の練習の時間はまだ観客もまばらなので、同じブロック内であれば自由に移動して好きな場所で練習を見ることができるんですよね。なので、外野席の場合、最前列のフェンスのところまで行って、グラウンドにいる選手に手を振ったり写真を撮ったりしている人が多いです。(※フェンスから手を出したり体を乗り出しすると危険なので、警備員からも注意されます)

その時、バッティング練習を終えたバレンティン選手がレフトの守備位置に来ていることに気づきました。とはいっても、他の選手のバッティング練習のボールを真剣に捕るわけでもなく、フェンスに近いところで通訳らしき人と談笑していました。

そして次の瞬間、同じレフトスタンドの最前列で、僕たちから少し離れた場所にいた若い20歳前後くらいの女の子が、グラウンドにいるバレンティンからボールを投げてもらってプレゼントされている姿を目撃したのです。僕はふと、

「もしかしたら、これは絶好のチャンスでは…?!」

と閃きました。

ボールをもらうための3つの戦略

どうやったら僕たちもバレンティン選手からボールをスタンドに投げ入れてもらえるか?僕が咄嗟に考えた戦略は次の3つです。

  1. 巨人ファンの雰囲気を消す(その選手に失礼のないようにするため)
  2. 子供連れということを前面に出す(一流のプロ野球選手は、ファンの中でも特に子供を大切にしてくれると思ったから)
  3. 親しみを込めて英語で話し掛ける

具体的には、まず子供がかぶっていた巨人の帽子をすぐに取らせました。次に、バレンティン選手の視界に入るようになるべく近い場所まで移動して、自分の子供を指さします。そして最後に次のように僕が叫びました。

「Balentien, this is my son. Your big fan! Your big fan! 」

とても簡単な英語です。「僕の息子があなたの大ファンですよ」って言っているだけです。でもそれで十分でした。

バレンティン選手は明らかにこっちを見てくれて、目と目が合いました。そして、持っていたボールを優しく、しかも正確に僕たちのほうに投げてくれたのです。

それを僕が無事にキャッチして、息子に渡してあげました。もう息子の喜びようといったら、それまでに見たこともないほど目を輝かせていました。その時の写真がこちらです。

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この時以来、息子が本当にバレンティン選手の大ファンになったことは言うまでもありません。この体験には大人の僕も味を占めてしまい、この喜びをまた経験するために、プロ野球選手からどうやったらサインや道具などをもらえるか、色々な作戦を考えて実践してみたいと思います。

うまくいった時も失敗した時も、またこのサイトで報告しますね。